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平成30年11月13日 週刊上達 第16号


捨てる勇気をもとう


IGOホールディングス 代表取締役 井桁健太
http://igoholdings.jp/

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【[1]近況報告 】

◆Yさん、Kさん、Sさん、
『上達の約束』の継続申込ありがとうございました!

これまでいくつかの課題を
乗り越えてきました。

次なるステップアップを目指しましょう。
こちらも必要なことを整理してお伝えします。

またよろしくお願い致します。

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【[2]イベント案内 】

第8回『上達の診療所』

次回の講座テーマは「捨石」です。

すべての石を助けようとして、
終始攻められてしまった経験はありませんか?

どうすれば石を有効に捨てられるのか
村上さんによる講座でお伝えします。

◇詳細

・日時:11月25日(日)12:30-14:30

・会場:いずみ囲碁ジャパン(神田駅から徒歩1分)

・定員:6名(残席5名)

・テーマ:【捨石】

・対象

有効な石の捨て方を知りたい方
自分の囲碁の課題と現状を知りたい方


・診療所スタッフ
 村上深
 井桁健太

・料金:3,000円(席料込み)

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【[3]今週のコラム 】

『上達の約束』の講師陣で書いているブログです。

【今週のコラム】

・ひろゆき氏の「論破力」を読んで囲碁に重ねたこと (村上)
http://jotatsu-promise.com/refute/

思い込みのむこうに宝が埋まっています


・目のつけどころの鍛え方(6) (根本)
http://jotatsu-promise.com/menotsukedokoro_6/

簡単にできるけど、ほとんどの人がやっていないこと

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【[4]今週のハイライト】

※画像がみれない方はURLからご確認ください

今週のハイライトは

第1回SGW杯中庸戦インターネット予選より
郭求真六段(黒)VS青葉かおり五段(白)の一戦です。


今年新設されたSGW杯中庸戦とは、

スポンサーに「株式会社セントグランデW」を迎え、

30歳〜60歳までで
「主要タイトル獲得経験がない中堅棋士」が

参加できるという棋戦です。


日本のプロ棋士は関西棋院を含めると約430人です。

思ったよりも多いと感じるかもしれませんが、

日ごろスポットライトを浴びているのは
ごく一部の棋士ですから、

多くの棋士にも栄誉のチャンスを、
というのが本棋戦の趣旨でしょう。

本棋戦は1手20秒という早碁で、
それがゆえにドラマが起こりやすくなっています。




http://jotatsu-promise.com/wp-content/uploads/2018/11/2018111301.png


局面は中盤の接近戦。

黒が攻勢に立っています。


白△とケイマに打ったところで、
黒1と強硬にハネ出し白を切断しました。

狙いは白×の一団です。




http://jotatsu-promise.com/wp-content/uploads/2018/11/2018111302.png


十数手進み、白△までとなりました。

なんと、ここで黒が投了。
66手完となりました。

逆に、黒×の一団が取られてしまったのです。

1手20秒だと、
このように攻め合いの一瞬で勝負が動くときがあります。

しかし、ハイライトは実はここではありません。




http://jotatsu-promise.com/wp-content/uploads/2018/11/2018111303.png


実は、本局は「投了が敗着」でした。

黒1と外からシメツケを図れば、
決して黒が悪いわけではなかったのです。

黒は外回りにありますから、
上辺に模様を再構築して仕切り直し、です。


攻勢から一転、
石が取られてしまってはさぞ落胆したでしょう。

しかし時間があれば
気持ちを切り替えることもできたと思いますが、

早碁特有の恐ろしさ、
感情に任せて投了してしまったことが敗着になろうとは。

プロも人の子、
冷静な判断ができないときもありますね。
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【[5]井桁の一言 】

《捨てる勇気をもとう》

次回の『上達の診療所』の講座では

「捨石」を取り上げます。


囲碁をはじめた頃から、

基本的に弱い石やアタリの石は逃げると
教わってきていることがほとんどなので、

いきなり「捨てたほうが良い」と言われても難しい。

石をあえて取らせることに、
不安や抵抗を感じる人も多いはずです。


捨石にはいくつか段階があります。

囲碁をはじめて比較的すぐに触れるのは
手筋の「ウッテガエシ」でしょうか。

一つの石を取らせることでダメをつまらせ、
それ以上の石をとる。

捨石と聞くと、

なんとなく上級者の手筋に思う方もいるかもしれませんが、
実は初級者の方にとっても身近な問題なのです。


中級者になると
実戦でも捨石を活用できるチャンスが出てきます。

まずはそこに気づけるかどうかがポイントになります。

上級者になると、
もっとも得できる捨て方はどういう手順か考える。

「2子にして捨てよ」という格言があるように、

まずは2子にするメリットを理解することが
捨石の基本です。

さらに3子以上にして捨てられれば、
立派な有段者と言えるでしょう。


僕は中・上級者の段階で苦戦しました。

「はたしてどういう取られ方なら、
 うまく捨てられたと言えるのか」

という評価の仕方について
自分だけでは判断ができなかったからです。

自分では捨てたつもりでも、
思いのほか得できていなかったり、

「いや、それは単に取られているだけだよ」
と上手の方から言われてしまったり(汗)


ただ少しずつ慣れていくにつれて、
捨てる楽しさを知るようになり、

それまで以上に囲碁の魅力に気付けたのも事実です。


一度コツを掴んでしまえば、

攻めから守りまで、
着手の幅を広げられることは間違いありません。

当日の講座が
捨てる勇気をもつきっかけになれば幸いです。


※申込は以下のフォームから。
その際、目安として棋力も教えてください。
↓↓
http://urx.red/NrTx

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