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平成30年6月4日 IGO通信 第806号
悪いクセをつけないように
IGOホールディングス 代表取締役 井桁健太
http://igoholdings.jp/
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【[1]近況報告 】
◆『上達の約束』で
【世界5位に挑戦!キャンペーン】をはじめました!
講師を務めている村上深さんが
先月の『世界アマチュア囲碁選手権』にて
第5位に入賞されたのを記念したキャンペーンです。
6月中に『上達の約束』にお申込みされた方は、
特典として村上さんと「1対1で対局」することができます。
レッスンとは違ったトップアマとの真剣勝負です。
挑戦したい置石・手合いで、自分の好みにあわせて対局できます。
受講を検討されている方はぜひこの機会にお申込みください。
よろしくお願い致します。
http://igoholdings.jp/jotatsu-campaign/
◆金曜の夜に軽く寝違えたのか、
首から右肩にかけて痛みがあります(汗)
腕をあげるのもいちいち痛く、
なんとももどかしい土日でした。
早く治ってくだされ〜。
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【[2]イベント碁案内 】
【Igo Cafe にわ大サロン】
・日時 :6月10日(日) 9:00〜11:00
・会場 :胡桃堂喫茶店
・参加料金:1,000円/人
その他イベントのご案内は以下リンクよりご確認ください。
↓↓
http://igoholdings.jp/igo-events/
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【[3]今週の碁ラム 】
≪悪いクセをつけないように≫
◆囲碁で大切な習慣として
「3手先を読む」があります。
「自分の次の手に対して相手がこう打ってきたら、
こう対応しよう。」
【自分・相手・自分】と流れを読んでから
打つことを言います。
囲碁は自分がやりたいことを考えると同時に
相手のやりたいことも考えなければいけません。
相手の意図を考慮して
それをどれだけ実現させないかが
対局の主導権を握るためのポイントになります。
◆初級者(19路盤を打ち始めたくらい)の方は
まずはこの3手先を読む考え方に
ぜひ今のうちから慣れておきしましょう。
頭の碁盤に石を置くイメージは
一朝一夕に身につきません。
ちゃんと予想できなくてもいいので
少しずつゆっくりと考えましょう。
具体的なトレーニング方法としては
対局数をこなしたり
かんたんな問題集を解くことが挙げられます。
室よりも量を重視しましょう。
◆中級者(19路は普通に打てる〜6級くらい)は
選択肢を増やす努力をしましょう。
3手先は読めると思いますし、
これまでの体験もありますから
読まずとも対応できる手もあるでしょう。
選択肢を増やすとは、
1つのパターンをどれだけ読めるかの
縦軸を伸ばすことだけでなく、
2つ目のパターンを増やそうとする
横軸を伸ばすイメージです。
・次に攻めるとしたらどこに打つか
・次に守るとしたらどこに打つか
といった違う方向性の選択肢を考えましょう。
それぞれ3手先を読めたらベストです。
(計6手読む)
AかBかの二択で次の一手を考えた方が
より正確な(冷静な)判断ができます。
対局の内容が安定しないという悩みがある方は
ぜひ取り組んでみてください。
◆上級者(5級〜1級)は
さらに3つ目の選択肢を考えましょう。
大切なのは一ヶ所だけで
着手の候補を作ろうとしないことです。
3つ目を考える目安は
「他に打つとしたらどこに打つか」
という考え方です。
つまり別のエリアへの視点をもつこと。
ときには相手が打ってきた手に対して
手抜きする(無視する)ことも同じです。
上級者になると、
死活がからむような危険な石は
どんな状態なのかある程度わかってきます。
上手に取られた経験や問題集をたくさん解いて
磨いてきた感覚がありますからね。
やってはいけないことは
あまり考えもせず不安だからと
つい本来は不要な一手かけようとすることです。
いま「ドキッ!」と思った方は
ぜひ早めに改善しましょう。
一度クセになるとなかなか治らず
相手から先手をとれなくなってしまいます。
有段者と級位者のあいだには
手抜きをちゃんとしたタイミングでできるかどうかが
大きな違いとしてありますので、
特に意識したいポイントです。
◆有段者以降で上達するには
選択肢の数をどんどん増やしていきましょう。
「あそこに打ちたいなぁ」
「あそこに打たれたら嫌だな」
と思うところはすべて把握しておく。
そして先手をとって
すべて自分が打つつもりで展開を考える。
一手のタイミングの違いが
成果に大きく直結することは
すでに体感されていると思いますので
上記の視点を大切に臨みましょう。
ある盤面や参考図をどう評価するかについては
高段者に意見を聞いてみたりするのもいいですね。
◆いずれの棋力についても言えることは
「なんとなくで次の一手を決めないこと」です。
しっかりと先を読んでから打つことで
仮に失敗したとしても次の反省につながります。
なんとなく打った手と
がんばって考えた手とでは、
それが成果に結びつかなかったときの悔しさが
数百倍違いますから。
悪いクセが一度しみついてしまうと
よほどのショックを与えない限りなかなか治せません。
19路盤でずっと考え続けるのは大変ですが、
良い考え方を身につければいつか楽になります。
しっかりと盤面全体を見渡して
柔軟に一局を打ち進めていきましょう!
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【[4]気になった記事 】
※カッコ内はリンク元
・【中国6万校が「添削AI」を導入 1億2000万人の作文を判定】
https://forbesjapan.com/articles/detail/21325/1/1/1?s=ns
(Forbes JAPAN)
・【2019年就活生の職業観やライフスタイルを調査、男子の7割が「育休取得したい」】
http://univ-journal.jp/20964/
(大学ジャーナルオンライン)
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