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脱サラ船酔い漁師からの手紙 2019年05月23日発行
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こ┃ん┃に┃ち┃は┃ 弁慶丸 河西です。
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底力を見せつけられた弁慶丸です。
先日、仕事の打ち合わせで
東京に行ってきました。
毎回、息のつく間もないスケジュールで
疲労感が半端ありません。
鳥取に帰っても海に出る
エネルギーさえ残っていません。
今回は各アポイントの間に、3時間程、
余裕の時間帯を設けました。
が、しかし、この大都会・東京で、
やることがまったくありません。
Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
本屋さんに行って、観光ガイド本を
数冊見ますが、最先端の流行スポットを
鳥取の漁師が見た所でね〜
確実に迷子になりそうだしね。
そこで東京の魚を見てみようと思い立ち、検索。
近くに「浦安魚市場」なるものがあるらしく、
東京駅から電車で16分かけて到着。
確かウエカツさんから紹介したい
「粋のいいロックな!?魚屋さん」が
浦安魚市場いる事を思い出しました。
が、しかし、
今年の3月末で浦安魚市場が閉鎖との貼り紙。
_| ̄|○ ガックシ・・・
豊洲みたいに移転ではなく、
魚屋さんみんな廃業!?
でも、粋のいいロックな魚屋さんは
見事に生き残っていました。
●浦安の昔ながらの魚屋さん『泉銀』さん
https://sumitai.ne.jp/urayasu/2017-06-14/44701.html
突然の訪問で、しかも初対面にも関わらず、
昔からの友達感覚が半端ありません。
( ^^)人(^^ ) 仲良しこよし
意気投合して3時間程お邪魔してしました。
なにが感動したって、お客様に対する
おもてなし力が、史上最強!!
ひとりひとりのお客様の家族の近況から
前回買った魚の内容まですべての情報が
スタッフも含めインプット&共有化されています。
正に、魚屋さんのリッツ・カールトンホテルや〜。
(一応、彦摩呂風に)
置いてある魚は、一級品だし、鮮度落ちの
魚なんて一匹も見当たらない。
次から次にお客様が入って来て、
魚がみるみるなくなっていくから、
古い魚が歩留まりしない。
正に、魚屋さんの東京ビックサイト、見本市や〜。
(先日、覚えました)
この魚屋さんの普通の店舗が
ライブショーと化している。
東京近郊の方は、ぜひこの魚屋さんの
ロックショーを見てほしい!!
あっ、肝心な事をお伝えしていなかった。
なぜ、ロックな魚屋さんかと言うと、
店主の森田さんの正体は、ロックバンド
「漁港」のリードボーカル、森田 釣竿氏。
●森田釣竿の航海日誌(イカツ過ぎる!?)
https://ameblo.jp/tsurizaomorita/
ちなみにボイストレーニングは、
魚屋のダミ声接客で十分との事。
お土産にCDやら海苔やら色々と
頂いて帰って来ました。
しばらく弁慶丸の出漁曲は、これで決まり。
アジ喰って〜♪サバ喰って〜♪
ヤバイ、このフレーズずっと耳に残る!?★弁慶丸です(笑)
━━ もくじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□1.■ 元水産庁の上田勝彦の「魚コラム」のご紹介
□2.■ みんなの魚料理掲示板(情報お待ちしております)
□3.■ 今週の「弁慶丸とれとれ直送便」のご案内
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□1.■ 元水産庁の上田勝彦の「魚コラム」のご紹介
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今週は、元水産庁の上田勝彦氏(通称ウエカツさん)が
コラムを書き下ろして頂きました。
NHK「あさイチ」出演等で各種メディアに
引っ張りダコの「上田節」がさく裂!!
動く「ウエカツ兄貴」が見たい方はこちらへ
http://www.fishing-v.jp/movie/?mv=wolf_1008_6905240_01
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「2段塩」が決め手のハツメ!
鳥取沖における赤旗と白旗の関係。
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日本海は鳥取の海には、赤旗や白旗が泳いでいて、
それを底引き網の漁師が獲って来るそうな。
アカ・シロといえば、“赤上げて、白上げて、赤下げないで、白下げる”
といった、今となっては知らない世代もいるであろう、クラシックな
日本の伝統的遊戯があったこと、懐かしく思い出すわけだが、、、
ちがうちがう。アカハタとシロハタのことなのだ。
ご当地でアカハタといえば、正式には「ハツメ」という、メバルの親戚。
一方、シロハタはといえば、皆さん弁慶丸でおなじみの、「ハタハタ」
のことですがな諸君。
で、今回ご紹介の魚は「アカハタ」なんである。
外観からしてメバルとハタハタでは素人が見てもずいぶん違う。
それに輪をかけて一般的にハタといえば、口がでっかく大型に
成長する根ザカナの一群を指すのだが、はたしてそれに似ているから
ハタと呼ばれたのかどうなのか。
そして、姿は似ても似つかぬ「ハタハタ」が、なぜに並んで
シロハタと呼ばれるに至ったのか、素朴な謎は深まるばかり
であるが、そこは鳥取県人のことよ。
同じような漁場で同じような小ザカナで、パッと見て、赤っぽいや
白っぽいというだけで、こうなったに違いない。
そういう大雑把な県民性であること、俺はよく知っている。
しかしまあ、「アカハタ」こと「ハツメ」の姿を、
まずは眺めてやっていただきたい。
“赤、じゃねえよなあ・・・”と皆様つぶやくことであろう。
クリンと大きい目玉は“鉢目”転じてハツメの語源となり、
メバルをそのままホッソリさせた体型は体長20センチ内外、
全体がオレンジがかった黄土色、腹は鈍い銀色。
時期になるとゴソッとまとまって入荷するので、
集中的に群れて生活しているに違いない。
ま、これが鳥取名物アカハタさんですのでヨロシク頼みます。
ハツメの性状はといえば、皮は張りつめて薄く、
脂はうっすら品があり、肉も噛めばさらりとしており、
いささか水っぽいと感じる人もおられよう。
これ総じて、メバル類の中では上品格に位置付けられると思う。
全体的に頼りないほどの繊細さ、なればこそ、
塩焼きならば、「2段塩」ですぞ。
ウロコ・エラ・内臓をはずしたハツメ、流水で流しつつ
腹の中の背骨沿いの血合いも歯ブラシできれいにこすって、
全体の水分をよく拭いたら下処理完了。
両面に斜めに包丁目を入れたら、全体に薄く粗塩をまぶしつけ、
そのまま10分ほど置いておこう。
そのうえで焼く前に、パラパラと塩を振り直し、
ヒレと頭に多めの化粧塩し、グリルで裏8分・表2分で
香ばしく焼き上げればよい。
口にしてわかること、一般的に強烈に旨い魚とは違う。
もどかしい。もう一匹食って確かめたい。
それでも更にもう1尾。そういう魚味だ。
従い、一人3尾は用意しておいた方がよかろう。
それ以外では、めんどくさくても三枚におろし、
たっぷりの粗塩をまぶして20分置き、水に酢を少し
加えた酢水で塩を洗い落としたら、生酢にミリンを
少し加えたところに漬けて20分。
すなわち「締めハツメ」を皮ごと切りつけワサビと
醤油少々でやるのも春らしくてよい。
煮魚にいたしたくば、メバル類でよくやるような
濃厚な甘辛醤油で煮絡めるのではなく、昆布ダシに
酒少々を加えて沸かし酒気が飛んだら、
薄口醤油を加えてすまし汁よりほんの少し
濃い程度に調味し、ミリン少々たらしてまろやかにする。
これが煮立ったところへ長ネギと切れ目を入れたハツメを加え、
沸騰しないように、フツフツと煮上げること10分。
煮汁に浸るほどに皿に横たえ、箸でむしりとった肉を煮汁に
ひたしつつ口に運ぶ心地やいかに。
これには薄塩で色よく茹で上げた
菜花など添えるのがお似合いだね。
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┌――┐ ウエカツさんや弁慶丸に直接、聞いてみたい事
|\/│ はないですか?
└――┘
この「コラム」ではみなさまからの素朴な疑問
(魚の生態・漁師の仕事・田舎暮らしなど)を
随時お待ちしておりま〜す。
⇒ fish@benkeimaru.com <m(__)m>
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□2.■ みんなの掲示板( 魚のお料理情報 )
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┃\/┃ ◆お客さまの声をご紹介します◆
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河西様
この度はお世話になります。
ご連絡遅くなり申し訳ありません。
先日お送りいただいたお魚の方大変おいしく頂きました。
今回はハタハタ以外全て刺身で頂き、
後はアラ汁で頂きました。
特にウマズラハギ?のキモがとてもおいしかったです。
鮮度も抜群で、カサゴとメバルの内臓だけ取出し、
寝かせたあとのねっとりした味は今でも忘れられません。
今日は漬けにしたハタハタで届いたもの全て完食予定です。
また次回も購入をしますが、定期便ですとカードが使えない
との事で、都度注文するようにします。
また注文をかける際は、曜日指定となってしまいますが、
時化の日でも翌週まで待ちますので、
慌てずゆっくり美味しいお魚を届けていただけると幸いです。
よろしくお願いします。 川畑
東京都 川畑 雄大さま
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・【その他のお客様の声はこちら】⇒ http://benkeimaru.com/voice.html
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□3.■ 今週の「弁慶丸とれとれ直送便」のご案内
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●お待たせしました!今週予定の「鮮魚セット」は・・・
5月に入り、ようやく週末お届けが順調に出来ております。
もちろん、平日お届けも順調に発送できております。
魚種も増えて一番、お届けしやすい季節です。
タイミングが合わず「未発送メール」が届いている
お客さまは、メールボックスをご確認の上、ご希望の
お届け日時をご返信下さいませ。
タイミングが合えば、ご返信頂いている方から
順次、お届けしています。
一部の方で、メールシステムの不具合により、
「未発送メール」が届いていない方がいらっしゃる
ようですので、お気づきの方は、このメルマガ宛
でもご返信くださいませ。
次週の定期便は、「第4週便」ですので、
お間違えのないようにお願いいたします。
●05月度定期便のスケジュール (一般的な週末予定)
5月度第1週便は、5月11日(土)のお届け
5月度第2週便は、5月11日(土)のお届け
※GW休みの伴い第1・2週を兼用いたします。
5月度第3週便は、5月18日(土)のお届け
5月度第4週便は、5月25日(土)のお届け
のスケジュールでよろしくお願いいたします。
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☆ 今旬の魚たちのラインナップです。 ☆
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□■ 「真アジ」 身肉の甘さと脂の乗りがスーパー産とは違います。
□■ 「トビウオ」 青魚嫌いを後悔する人が増加中の旬逸品。
□■ 「桜鯛(真鯛)」 旬のわずかな期間だけの桜色した天然真鯛。
□■ 「モサエビ」 とれとれ便アンケート、人気NO1の幻のエビです。
□■ 「赤カレイ」 煮付けがおススメ!我が家の定番料理。
□■ 「スルメイカ」 肝ダレ絶品。山陰沖でも獲れ始めた旬の味!
□■ 「エテカレイ」 塩焼き最高!ホックホックの身がたまりません。
□■ 「チダイ」 初夏を代表する別名「花鯛」も旬です。
□■ 「ハタハタ」 ハタハタ・ファンのみなさま、お待たせしました。
□■ 「スズキ」 いぶし銀が輝く夏を旬とする白身の代表魚。
□■ 「赤バイ貝」 刺身・煮付けがおススメのバイ貝の王道!
□■ 「ハマチ」 養殖物の脂でハマチ嫌いなった方にも大好評。
□■ 「マトウ鯛」 世界中で愛される聖なる魚、ソテーがおススメ!
□■ 「ホウボウ」 泳ぎが下手な魚ですが、歩いて鍛えた白身は最高!?
□■ 「レンコ鯛」 新鮮なレンコの塩焼きは、飽きが来ない味です。
□■ 「赤エビ」 衝撃!これが本物の甘エビの甘さです!
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以上の魚種を中心にお選びいたします。
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●水揚げ量は少ないですがその他の候補として、
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・カサゴ・シタヒラメ・沖メバル・イズカサゴ・キジハタ
・オコゼ・クロソイ・カマス・チダイ・チカメキントキ鯛
が今の時期のオススメです。
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・【ご注文の流れ・詳細はこちら】⇒ http://benkeimaru.com/pay.html
・【弁慶丸のこだわりはこちら】⇒ http://benkeimaru.com/toretore.html
・定期注文の方は、前回お届けした魚と
かさならない様に微調整しております。
・定期注文の方・魚種と魚の味が一致する方は、
特別注文を受付いたします。
このメールへの直接返信でもOKです。
ご予算・調理方法などをお聞かせ下さい。
(価格が上下する場合は、ご相談いたします)
・天候・水揚げ状況により、内容変更・または、
配送中止の可能性がございますのでご了承ください。
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以上で、今週の「脱サラ船酔い漁師からの手紙」はおしまいです。
海に出て、魚を獲る漁業生産と販売の「2足のわらじ」を
はきこなすのは、大変なエネルギーが必要です。
いつも閉じそうになる「マブタ」をこすりながら、
このメルマガを毎週休むことなく書き続けております。
書き続けるには、「燃料」が必要です(笑)
あなた様のご意見・ご感想が私のメルマガ配信
のエネルギーとなりますので、「愛の燃料」を
fish@benkeimaru.com までお願いいたします。
このメルマガに 「直接返信」 してくださいね!
弁慶丸に直接届きます。
この1週間が、あなたにとって素敵な1週間になりますように!!
雄大で神聖な日本海に願いを込めまして。
文責 弁慶丸 河西 信明
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│●脱サラ船酔い漁師からの手紙
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│◎ 発行元 ------- 弁慶丸(鳥取県中央漁協本所所属)
│◎ Web ---------- 脱サラ船酔い漁師・河西信明奮闘記
│ http://benkeimaru.com/index.html
│◎ 発行責任者 --- 河西 信明 (かわにし のぶあき)
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│◎ 所在地 ------- 鳥取県鳥取市賀露町北4−31−23
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│ (おさしみサンキュウ)
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